2007年12月20日木曜日

氷点下の日は、家で仕事

朝は-5度、午後になってようやく最高気温が1度という、寒い一日。

ブログ開設。gooとどちらにしようか迷ったけれど、あちらはなんだか重いし、それに親元サイトの方の調子も悪いようなので断念。それで、Bloggerにする。悪くないけど、ちょっと残念なのは、favicon。デザインも色も、どうも…。(ま、そこまで言うなら、全部自分で作ればって話なのでしょうが。)

さてと。ブログ・タイトルの背景は、1907年にマリアーノ・フォルトゥーニ(Mariano Fortuny y Madrazo、1871‐1949)が撮ったヴェネチアのパノラマ写真。スキアヴォーニ岸をピアツェッタに向かって真横から見た構図です。その向こうには、西の空を背景にぼんやりと浮かび上がるサンタ・マリア・デラ・サルーテ教会が見えます。フォルトゥーニはプルーストにインスピレーションを与えたことで有名な、衣装デザイナーの「フォルチュニー」(フランス語読み)ですが、実は、絵画、写真、版画、舞台照明も手がけた多才な人です。

エピグラフの「諸行無常! 死さえもまた」は、プルーストの「ある祖母Une grand-mère」からの一文。原文は、「Rien ne dure, pas même la mort !」 悲観を二乗したところに、ふと現れる楽観。すべてには終わりがある。でもその終わりにもまた、いつしかもうひとつの終わりがくる。なんとなくおかしくて、さりげなく深い、プルーストらしい言葉です。(などと言ってわかってくれる人はあまりいませんが。)

しかし、この写真と文字の配置、ちょっと70年代歌謡曲のレコード・ジャケットとか、そんな感じじゃないですかね…。

「パリっす日記」ですが、住んでいるのはパリ郊外のサノワ。タイトルの背景写真はヴェネチア。そしてプロフィールの写真はアッシジで撮ったものです。だから、そういうもろもろを全部含めての「パリ」。